道後温泉と水道遊び

洗面台のこう

もう先々週の話だが、土日は夫婦で道後温泉へ出かけた。その前の週末、仕事で実に30年ぶりに松山・道後を訪れる機会があり、その時はとんぼ返りで風呂にも入れなかったのだが、それでものんびりした味わい深い街の雰囲気にまたゆっくり夫婦で行きたいなあと帰ってからY子に話したところ、行ったことないから行きたいということで、即決で二週連続で訪れることになったのである。

渋滞に巻き込まれて少し焦ったが、なんとかお昼一時半くらいに道後に到着。道後の町は、以前の記憶からするとずいぶんきれいになったようで、松山と道後の町は少し離れていた印象があったのだが、いまでは街がつながった感じ。とりあえず軽く食事をとり、温泉街を散歩する。帰り道、坂道を上がって少し遠回りしてみると、大昔に泊まったユースホステルがまだやっていた。

旅館でご馳走を食べて夜は道後温泉本館に浸かる。長旅で疲れたのか、Y子は早々に眠ってしまった。

翌日は松山城にのぼり、大街道の繁華街を散策。お土産をいっぱい買って帰る。ゆっくり過ごせたけど、帰りも渋滞に巻き込まれる。クルマで行くにはちょっと遠いな。次回はぜひ電車でのんびり行こう。

これも毎年のことであるが、こうが水遊びを始めた。流しや洗面台で水をちょろちょろ流してやると、飛び乗ってきて水を掻き掻きして遊ぶのである。ふだんは体が濡れるのを極端に嫌うこうだが、このときばかりは水流に顔を思いっきり近づけて、耳とか濡れてるんじゃないかなあと心配して見ると、ぎりぎりのところで止まっているようでぜんぜん濡れていないからたいしたものである。ふつうに考えれば夏の暑い時期にやりそうだが、なぜか毎年秋が深まってから始まる遊びで、冬になりかけの頃には終わる。理由はまったくわからないが、毎年のわが家の秋の光景である。