さらに一週間(連休)

真砂岳から折立のピーク

待ちに待った連休は立山から大日岳へ二泊三日の山旅。三日とも素晴らしい快晴で大満足の山行であった。夢にまで見た人生初の3000mの稜線歩きは、風がきつくて少し緊張している間に、あっという間に終わってしまったけれど、あの雰囲気、あの空気が忘れられん。まだだろうと思っていた紅葉もすでに始まっていて、人生最高の感動でした。今年行けるとは思っていなかったので、一緒に行ってくれたTさんに感謝。それから、家で留守番して行かしてくれたけんこう兄弟とY子もありがとう。

三日目の月曜日、穏やかな快晴の中をのんびり歩き、お昼前に称名滝に下山する。この分だと夕方には帰れるなあと、温泉に浸かってゆっくりしてから北陸道へ。しかし、敦賀付近から強力な渋滞に遭遇。結局帰宅したのは10時少し前であった。けんこう兄弟がさぞや待ちわびているだろうと元気いっぱいドアを開けるが、ふたりともいつもとまったく同じにふつうのお出迎え。まあ、猫だからなあ(とはいえ、眠っていたのをわざわざ起きてきてくれはした)。

しかし、三日ともピーカンだったので鬼の様に日焼けした。行動中はそれほど気がつかなかったのだが、下山後、温泉に浸かると顔が痛いこと痛いこと。恐る恐る鏡を見ると、ありえないくらいに真っ赤になっていた。高速に乗って某SAでラーメンをすすっていると、向かいに座っていた人から「山行ってきたんですか」と言われてなんで分かったのかと驚くが、「いや、えらい日焼けしておられるから」とのこと。その方も白馬に登った帰りらしい。こんなとこで登山者と交流できると思っていなかったが、これも日焼けの効果か。

というわけで、少々目標を失って燃え尽き気味の連休明けだが、昨夜は東京からやって来たIchさんに急遽電話でお呼び出しいただき、20年来の相棒というInさんも交えて楽しく夕食。いつも研究会なんかで会ってるときとはまた違う感じのIchさんで、人間は面白いなあ。それにしても、20数年の交流というのはすごいなと、少ししみじみすると同時に、羨ましくも感じた秋の一夜であった。