竹生島へ

本を枕に休憩する「こう」

連休最終日の月曜日は、毎年恒例の竹生島詣。予報どおり昨夕から降り続いた雨は朝起きるともう上がっていたが、晴れの予報なのになかなか雲が晴れず、霧の中をクルマを走らせて彦根に向かう。しかし、なぜかこの日はカーナビが不調で、あらぬところを走っていることになっていたり、どう考えても遠回りの道を指示したり(なぜ?)。いつもカーナビに頼り切って運転しているので、当然のように道に迷ってしまい、ぐるぐる回ってなんとか記憶のある道に合流したが、ずい分時間をロスしてしまう。余裕をみて、早めに出発してよかった。

それでも、待ち合わせまでにはまだ時間があったので、彦根駅近くのモスバーガーでY子と朝食をとる。二人で朝食をお店で食べるということは滅多にないので、これがけっこう楽しい。

彦根駅でNおじさんと合流。桟橋から船に乗る。四〇分の船旅で熟睡しているあいだに雲も晴れ、目が覚めると素晴らしい青空が広がっていた。

連休のせいか参拝客で賑わう島を、いつものように、三人で駆け足でめぐる。最初に立ちはだかる一六五段の石段は、毎年息を切らせて登るのだけれど、夏の終わりからの山登りの成果か今年はまったく楽勝で、息を切らしたY子に自慢。

お寺の本堂から石段を下り、国宝の唐門からこれまた国宝の船廊下へ。なんせあちこちお参りしなければならないので、早足で進む。神社でかわらけを投げ、ここでNおじさんが数珠を下へ落とすというハプニングがあったが、神社の人が探しに行ってくれてすぐに見つかった。このハプニングのためか、あるいはいつにもましてお参りの人が多かったからか、今年は時間ぎりぎりで船着場に戻る。いつものようにコーヒーを飲んでゆっくりしようとしていると、もう船が出るということでコーヒーの紙コップを片手に駆け足で乗り込む。ともあれ、今年も無事終わった。

帰りは、これまたいつものように、近江牛をご馳走になり、食後はコーヒーを飲みながら歓談のあと、米原までお送りしてお別れ。しかし、米原からの帰路は酷い渋滞に巻き込まれどうなることかと思ったが、不調のナビが何事もないかのように指示する抜け道を指示通りにたどったのが功を奏して(なぜこんなところで右折?とは思ったが、いちかばちか行ってみた)、暗く狭い誰もいない抜け道を不安に思いながら走ったあとで本線に復帰した時には渋滞も解消され、比較的早めに帰ることができた。

玄関を開けると、けんこう兄弟がまん丸な目をしてふたりで出迎えてくれる。ふたりとも留守番で疲れたのか、ひとしきり遊んだり甘えたりした後、ごはんを食べて眠りにいってしまった。長時間の留守番おつかれさん。留守番といっても眠って待ってるんだろうけど。

休み明けの火曜日は、予報に反して肌寒い曇り空。夕方からは予報どおり雨。しかし、仕事はあいかわらず進まないなあ。いつになったらこの自転車操業状態を脱却できるんだろう。