法要

今日はうるの法要でH山へ。曇り予報でどんよりした空模様だったが、お坊さんの読経が始まると晴れてきて、良い天気になった。いつもなら秋の法要のときは寒くてだいぶ着込んでいくのだが、今日は上着を着ていると暑いくらいである。

 

うるは13年前の3月1日、FIPでわずか6ヶ月の命を閉じた。うちに来て3ヶ月に少しだけ満たない。その半分は、厳しい闘病生活であった。生きていたらちょうど14歳になったばかり。年齢的にはまだ生きていても全然おかしくないんだなあと、手を合わせながら思った。

 

けんこう兄弟は体が大きすぎたからか膝に乗ってきたりということはまったくなかったが、うるはよく僕の膝に乗りにきてくれた。僕とうるとで留守番をして甘えたり遊んだりしているとき、メールが来たかなんかで携帯を触ったらとても寂しそうな表情をしたことを今でも思い出す。お正月の頃は、ヒーターの前に置いたカゴでよく眠っていた。そんなことを帰りの車の中でY子と話す。そのお正月の頃から眠りがちになって、その時には気がつかなかったが、多分もう病気が進行していたのだろう。そう思ったけど、今日はそのことは黙っていた。

 

 

前回日記を書いてから、気がつけばもう1ヶ月以上。その後、こうの月命日があって、それから母が実に13年ぶりに我が家にやってきた。母は何かトラウマがあるのか猫が大の苦手で、それでもけんこう兄弟がやってきたばかりの頃に父と二人で訪ねてくれたのだが、やはりどうしても怖いのか、その後かたくなに来るのを拒んでいたのである。そんな母だが、猫タワーに所狭しと飾ってあるけんこう兄弟の写真を見て、かわいいなあと言ってくれた。

 

それから、けんの月命日もあった。闘病が長かったからか、まだ5ヶ月というのがとても不思議な感じがする。