留守番二日目。明け方、けんのほーわほーわの声でたたき起こされる。食事の準備と飲み水の入れ替え、猫草に水をやりカーテンと窓を開けて、トイレ掃除だけしてまた眠る。その後、だいぶしてからまたけんがほーわほーわと呼んでいるが、体がなかなか動かない。どうした?とか適当に声をかけながら、なんとか起きる。が、もしかしたらその後も時間が経っていたのかもしれない。けん、すまん。ふたりとも寂しそうにたたずんでいる。すでにお昼前、こうはもう眠そうである。けんもいつもなら眠る頃なのだが、3時くらいまで起きて僕のそばにいた。ふたりとも、僕一人だと何となく寂しそうな感じがする。
夕方、居間の新座椅子で本を読んでいて、そのまま眠ってしまう。目覚めるとすでに夜の7時半、不思議なことに僕が起きるや否や、けんこうも起き出してくる。気配を感じるのだろう。ふたりとも熟睡していた様子である。
Y子を駅まで迎えにいって、食事をして帰る。Y子と二人で玄関のドアを開けると、こうがお出迎え。休んでいたけんもすぐに起き出してきて、ふたりで活発に遊び始める。家の中がとたんに明るくなったような気がする。
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トクヴィルは二日で1ページ半、もう少し時間をうまく使えるようになりたい。