寂しさ?

本棚でくつろぐこう

ようやく寒さも緩んだ昨日。午前中はK駅付近でinstitutionalなKさん、Mさんと密談。午後はK大でconservativeな(?)Sさんはじめ、Mさん、Sさん、Fさんと約7時間にわたって検討会。その後、みんなで夕食。軽くビールを飲む。独仏英の哲学の違いなど。疲れたが充実の一日であった。


そういうわけで昨夜は11時頃に帰宅。Y子も仕事が遅くなり、僕の帰る直前に帰ってきたらしい。長時間留守番をしていたけんこう兄弟、相次いで二人が帰ってきたので喜んで興奮している。けんに薬をやる。またしても一発で飲ませられた。けんを褒めちぎって解放する。その後、台所と居間の境目付近でこちらを見ていたこうに向かって、何気なくその辺りにあったボールを猫じゃらしの棒の部分で突っついて転がしてみる。が、こうが飛びかかろうとしたその時、けんが棒のほうに反応してじゃれ始めたのだが、それを見たこうが突然、んにゃにゃにゃにゃにゃーと小さな声だがいままで聞いたことのない感じで鳴いてけんに飛び掛り、首筋に噛みついたではないか。こうはすぐにけんから離れて、そのまま走り去ってしまう。けんは何事もなかったかのように泰然としていたので、あるいは噛む振りをしただけなのかもしれない。こうはどうしたのだろうか。長らく留守番をしていてようやく帰ってきたかと思いきや、けんの投薬などでなかなかかまってもらえず、やっと遊べると思ったところをけんに横から取られてしまったので癇癪を起こしたのか、あるいはここのところお腹だの怪我だのでどうしてもけんの方をかまってしまうのに積もり積もった寂しさが爆発してアピールしたのか。反省してY子とふたりでこうを撫でる。が、その後は特に何事もなかったかのように、いつものこうに戻っていた。


本日は久しぶりの暖かな快晴。一気に春めいた感じで、帰路、駅からの道を歩いていると、どことなく春の匂いがした。


今日もまた帰宅後けんの投薬。三日連続で一回で飲ませられる。自分の技術が熟練していくのが嬉しい。とはいえ、けんの薬も今日で終わりなので、せっかく習得した技術もまたすぐに忘れ去られてしまうのかもしれないが。けんの傷跡を覗き込むとカサブタもとれて綺麗な肌が見えている。あとは毛が伸びてくれば完全だ。


今夜、どういうわけかこうは、けんこう用に座椅子にかけっぱなしたままのカーペットの下にもぐりこんだまま、そこでじっとしている。こうがもぐりこんでいると座椅子に座れないので、僕は所在なくあちこち移動して寝転がったり座り直したり。