点滴93日目

昨日もけんは気分の良さが持続しているようで、僕が帰るとすぐにベッドから降りてきて、おやつを食べてから僕のそばに張り付いてじっとしている。なでるとごろごろ言って、ミニ練り歩きをしたり新聞乗りをしたり。気分は良さそうだが、手の肉球の血が止まっていなかったようで、ベッドのシーツをはじめあちこちに血がついてて痛々しい。新聞乗りしてたとき、手にまた猫砂が挟まっていたので取ろうとすると逃げてしまって少ししか取れなかった。本猫も手が気になるようでよくなめている。だいぶゆっくりしてからベッドに戻り、お布団で少しだけもみもみする。小一時間ほどしてまた起きてきてごはんを食べる。缶詰やシーバ、ワイルドレシピサーモンも食べた。

 

今朝、目覚めるとけんはすでに玄関マットの上で待機していて、すぐに居間までやってくる。昨夜もY子と一緒にベッドで眠ったようだ。おやつを少し食べて居間で休憩していたが、点滴準備に入るとぱっと走って逃げる。しかし、なぜか一周して戻ってきたので捕獲。血は止まっているが、右足と右手の肉球にかさぶたがぽこぽこできていて猫砂が挟まっていたのでできるだけきれいにしてやる。点滴はどういうわけか今朝は貫通して液がこぼれることが3回。そのたび落ち着いてやり直して4回目でようやくうまくいく。新しい順番での投薬は食欲増進剤はうまく入ったが、アゾディルは少しこぼれてしまった。アゾディルが毛についてこべりつくとはげはげになってしまうので、タオルで体を拭いてやる。

 

その後、すぐに立ち直って帰っていくが、ベッドに戻るのかと思いきや、なぜか玄関マットの上で休憩している。ちょっと暑いのかな?  それからいったん居間にやってきてごはんを確認するが、食べずにまた戻っていってY子の部屋の窓辺のタワーに登って外を眺める。ちょうど五月のようなさわやかな朝で外の風が気持ちいいのか、そのままじっとしている。僕が出かけるときもそのままで、外から行ってきますと言うと、驚いたのか目をまん丸にしてじっと見つめていた。引き続き気分は良さそうで安心。