日帰り

ふたりでごはん

本日はまた日帰りで東京へ。もう自分でも何をやっているのかわからない。まるで小島信夫の小説の登場人物みたいだ。

というわけでPPの会である。熟議民主主義、健康格差と正義の二本立て。ついでに某変容話と国際政治話の密談を手短に。思いがけずアジア話も持ち上がり、なかなか充実の一日であった。

それはそうと熟議も健康もたいへん面白い内容であったのであるが、とくに健康格差うんぬんというとどうしても連想するのが生権力論なのであるが、なんか生権力をふつうにテクニカルにつるっとやっているというか。この二つの議論をどう架橋するべきなのでしょうか(架橋できるとすれば)。

懇親会を中途で抜け出しダッシュでのぞみに乗る。ようやくたどり着いたK駅でもさらにダッシュで最終一本前の地下鉄に。寝静まったわが家でこうだけが出迎えに出てくれた(Y子は日曜も仕事だったので疲れて休んでいる。けんはいつものとおり熟睡している)。こうはなぜか寂しいのか、僕が荷物を置いたり着替えたり窓を開けたり手を洗ったり顔を洗ったりするそのたびに僕を小走りで追いかけてきて、頭をすりつけたり手で僕の足を軽く叩いたり甘噛みしたり足でけりけりしたりといつにも増してものすごく甘えてくる。ここのところ、僕もY子も家を開けがちであったので寂しいのだろうか。何気なくテレビをつけるとなんだこれは。またしても小島信夫を思い出したよ。やっぱり政治哲学ががんばらんとあかんやろ。といろいろ思いながらも、さらにまとわりついてくるこうに僕もまたいつにも増した「猫なで声」を上げるのであった。

ところで、土曜日の三家族面談での一コマ。

王様「ところでUちんは丁稚どんのことなんて呼んでるん?」
丁稚「Sさんですかねー」
きしどん「エチゼンは?」
丁稚「やっぱしSさんですねー」
王様&きしどん「そっかーよそよそしいなー寂しいなー」

Y子「ところでS君が…」
きしどん「S君て呼んでんの? 丁稚どんちゃうのん?」

というわけで、もう丁稚どんでいいすよ>みなさま