ニーナ・シモン完全コレクションへの道(三)

GEMMで注文したレコードが何枚か届く。

Broadway Blues Ballads

Broadway Blues Ballads

Philips PHS600-148(Stereo)盤。1964年録音。アニマルズの「悲しき願い」、これに入ってたのか。昔、バイトしてたジャズ喫茶にあったベスト盤CDに入っていて、めちゃめちゃ格好良くてそれはもう飽きるほど聞きました。しかし、記憶の中の演奏とはアレンジも同じで同じ演奏のようではあるがどうも雰囲気がちがう。今回、聞くと妙にサウンドがクリアーな感じ。もっと荒々しい(イナタイ)サウンドだったように記憶しているが。LPとCDの違いなのか、あるいはベスト盤はモノラルだったのか。初期ニーナはステレオ盤とモノラル盤が同時に出ているようで、どちらを買うべきなのか結構迷ったのだが、とりあえずはステレオ盤を集めてみることにする(このあたり、詳しい方はぜひ教えてください)。アルバムはタイトルどおりミュージカルナンバーあり、コール・ポーターあり、全編ストリングスばりばりだが、ニーナ自信によるアレンジはまだ1曲だけ、いわゆるヴォーカル・アルバムではあるが、最初の「悲しき願い」とラストのアイルランド民謡「庭の干草」はニーナの個性炸裂でインパクト強し。しみじみ泣けます。