連休に突入

けんです。

例年のごとく、なし崩し的に連休に突入する。今年の連休は、ここまで気候も安定して五月らしい爽やかな日々が続いている。誘われていたOG山への遠征を、激しい煩悶のすえ諸般の事情から直前に断念することになったため、一気に日程に余裕のできた連休であるが、そのぶんH田で練習に励むことにする。

連休初日の29日はH田も満員。ここのところTRで練習していたため、久しぶりのリードにかなりびびって、気持ちが負けて結局ダメ。なか一日おいた昨日は、みんなどこかに出かけたのかがらんとしたなかを再トライ。前夜の飲みすぎと寝不足のため肉体的にも精神的にもいまひとつだが、3本目、開き直って登ると、何度かテンション入れたすえだが、思いがけず上まで抜けることができた。登れると気力も充実して急に行けそうな気がしてくるから不思議だ。4本目。最後の最後までノーテンで順調に。しかし、最後の一手で動きが固まってしまい、ああ落ちると思った瞬間、気がつけば手が出て終了点をつかんでいた。降りるとみんなが祝福してくれる。約4ヶ月のチャレンジのすえのRP。ああOG山を断念してH田に来てよかった。遠征中のT師匠にもメールを入れておこう。最後にもう一度トライした時にはよれよれで一度テンション入れてしまったことは師匠には内緒だ。

連休前の25日の日曜日は、毎年恒例のうるの法要でH山へ。この日も素晴らしい快晴である。今年はいつものお坊さんが講演で出張とかで、代わりにやってきたお坊さん、かなりご高齢なのだがやたらと丁寧で、名前を読み上げるあいだにゆっくりお経を読み上げたりとなんのかので時間がかかって、このぶんだといつ終わるんだろうと心配になるが、結局昼過ぎの一番でうるの名前が読み上げられた。でも、丁寧にお経上げてもらってよかった。うるにお礼を言って、帰ってからビールを飲む。とても小さかったはずのうるの大きさは、僕の記憶の中ではけんこう兄弟の大きさと混ざってしまってはっきりしなくなってきているけど、寂しそうに僕を見上げていた彼の目と、可愛らしかった彼の耳(タワーの中で眠っている時によくほおずりした)の感触は、いつでも思い出すことができる。

あの日、うるが呼吸困難に陥った深夜、必死の思いで電話をしたM動物病院が受け入れてくれなかったら、病名もわからないまま、うるはあのまま息をひきとっていたのかもしれない。それは僕らにとっては受け入れがたいことだが、うる本人にとってはどちらがよかったのだろうか。

今日も五月らしく空気の気持ちいい朝だ。さっきまでまとわりついていたこうも休んでしまった(けんはずっと前からタンスの上でひっくり返って眠っている)。こうはダイエットフードが気に入ったようで、ダイエット生活も順調である(けんはダイエットフードがあわないようで、食べたら吐いてしまうので、以前のフードを継続)。けんこう兄弟ももう4歳と半年近く。最近はあまり一緒にいてやれなかったが、この連休のあいだにはできるだけ一緒にいる時間をつくってやろう。