点滴105日目、そして再入院…

昨日はY子日帰り帰省で、けんと一緒に留守番である。Y子出発後、うっかりけんのおやつを切らしてしまったので買いに出かける。寂しがってるかと思って急いで帰ってきたが、けんはじっとベッドで休んでいた。いつものとおりお昼頃に一度起きてきて、おやつと缶詰を食べる。その後、居間で休憩。とてもだるそうだ。撫でるととても大きくごろごろごろごろ言う。ほんのちょっとだけ練り歩きして休憩。しばらくじっとしていたあと、僕が用事をしているあいだにベッドに戻っていった。

 

夕方、これまたいつも通りに4時くらいに起きてくるが、きわめてだるそうである。雨だからというのもあるのかなと思ったが、ちょっと動いてはしんどくなるようで、居間でじっとしている。動きたそうにはするのだが、どうもしんどいようだ。ごはんのとこまで行くのも面倒なようなので目の前に持って行くと、おやつと缶詰を食べた。今回は撫でてもごろごろ言わずに、パソコンの椅子の下でじっとしている。ちょっと息も荒い、というかふーー ふーーという感じで大きい。そのままうとうとまどろんでいる。薬の作用かと思っていたが、貧血が進んでだるいのかもしれない。

 

けんは夜Y子が帰宅するまで、そのままじっとしていた。Y子のお土産の包み紙に関心を示してやってくるが、やはりしんどいようですぐにうずくまってしまう。Y子がベッドに連れてってやると、まだみんなといたいのか、降りてきて玄関マットで休憩。しばらくしてからベッドに上がって丸くなった。少し落ち着いた様子である。

 

朝、けんは居間にいた。点滴準備を始めるとぱっと逃げるが、ちょっと力のない感じ。肉球をチェックするととても白くなっていて、これは貧血だろうと思う。点滴は少な目にして、薬もセミントラだけにする。

 

朝一番で病院に電話すると、すぐ来てくださいとのことで雨の中を病院へ。看護師さんにチェックしてもらっても、いつものように怒る元気もないようで大人しくしていたが、看護師さんがいったん戻ってからキャリーバッグの中でうううーと威嚇をはじめた。でも、いつもよりは弱々しい感じ。診察室ではやはり威嚇するが、パワーがかなり落ちている。血液検査の結果、やはりひどい貧血状態だとのことで、今後の治療についていろいろ相談した結果、そのまま入院して輸血をすることになった。BUNもかなり上がってきている。連休初日くらいからだるそうにしていたので、貧血が徐々に進行していたのだろう。別れ際、けんはキャリーバッグの中でしんどそうにじっとうずくまっていた。不憫でしかたがない。必ずまた家に帰れるように迎えに来るから、けん、がんばれ!