お隣に大きな猫用病院ができたのでそこへお見舞いに行ってから、寝ぼけ眼で居間を横切ると足元を爪で軽くさくっとされた感覚があってあれ？と思って振り返ると、ここだよとずいぶん離れたところにY子とけんがいて、すごいなあそんなところから手が届くのか。
起きないと起きないとと思いながらそんな夢を見ていて、ずいぶん寝坊したすえに起き上がると、待ちわびていたけんがダッシュで駆け寄ってきた。
今日は初七日。Y子がお経をあげて僕も手を合わせる。振り向くとけんもきちんと座っていた。お参りを終え、お寿司をいただく。
けんこう兄弟の昔の写真をY子と二人で見る。
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もっとおうちで一緒に過ごしたらよかったなあ。
