怪我その後とごろごろ音

転がってごろごろ

その後、僕の頭の怪我はすぐによくなって、一週間後にはホッチキスもとれることとなった。病院に行った当日は頭に大きなガーゼを当てていて、けんこう兄弟も不思議そうだったけど、それも翌日からはなし。たいしたことなくてよかったです。

ところで、けんこう兄弟の個性の違いについて何度か書いてきたけど、最近顕著に気のついたふたりの違いとして、ごろごろ音がある。こうは、横になっているのを少し撫でただけですぐにごろごろごろごろ言うのだが、一方、けんは気乗りのしないときはごろごろ言わないようで、多少撫でたくらいでは(嫌がりはしないけど)あまり反応しない。とはいえ、いったんごろごろ言い出すとこうよりも大きな声?でごろごろごろごろ、くねくね甘えたりして、ある意味で喜怒哀楽が激しいのか。ごろごろといえば、こうは病院でもごろごろ言っていて、「猫はとても怖いときとか不安なときには自分を落ち着かせるためにごろごろ言うことがある」とかいう話をよく読むけれど、こうのこのごろごろは病院がよほど怖いんだろうなと思って少し不憫である。

猫のごろごろ音は人間も安らかな気持ちにさせるようで、怪我や病期にも効果があるとかないとか。前に僕が骨折したときにも、Y子がふたりのごろごろ音を僕に聞かせにきたりしていた。いずれにしても、けんこう兄弟がごろごろ言うのを毎日聞けるように平和に暮らしていきたいものである。