能郷白山へ

ピークにて、Y子ではない

ワールドカップは始まったが山には登るぞ。

ということで、梅雨入り直前の先週の土曜日、Y子およびD町でピックアップしたカトーさんとともに、われわれは能郷白山へ向かう。しかし、朝7時の集合ともともとゆっくり目だったこともあり、現地に到着したのは10時過ぎ。しかも登山口まで直接行けるはずだった林道のゲートがしまっていて、炎天下のなか1時間の林道歩きを強いられる。暑い。まだ上り始める前だが、もう気持ちがめげそうになる。登山口まで1ピッチのつもりが、30分ほど歩いてたまらず休憩、水をがぶ飲みして、なんとか11時過ぎに登山口に到着。

能郷白山ピークへは、ここから急登して前山を乗っ越し約3時間、下りは約2時間の道のり。これだと下山は6時、7時コースだなあ、なんとか明るいうちに林道まで下りれるようにと、先を急ぐ。しかし、日ごろの不摂生のせいか、いきなりの急登がつらい。Y子のことを心配していたが、カトーさんとY子のペースに俺がついていけない。汗だくになりながら、何とか1時間登って小休止。しかし不思議なことに、ここでようやくスイッチが入ったように体が軽くなり、ペース良く登れるようになる。しかし、前山への最後の登りで、今度はY子がバテる。こんな苦しそうなY子ははじめてみたぞ。Y子、がんばれ!

というわけで、ゆっくりゆっくり休み休み登りながら前山を乗っ越し、1時半頃、中休止で食事にする。しかしここで奥美濃の洗礼、大量のブヨの襲撃がわれわれを待ち構えていた。どこに行っても奴らの襲撃は避けられないので、あきらめて腰を据え、とにかく急いで飯を食う。30分ほどで切り上げて、あとはピークへひと登り。

2時50分、ようやく能郷白山登頂。標高1617mのピークは少しガスっていて、残念ながら展望はあまり利かなかったが、それでも大きな良い山であった。ピーク付近には残雪もあり、じっとしていると少々ひんやりしてくる。それにしても、われわれが最後かと思っていたが、後から学生の一段がジーンズ姿で登ってきたのには驚いた。聞けばK大のサークルだとか。彼らも能郷へ下りるらしい。

時間が押していたのであまりゆっくりもできず、下山を急ぐ。すぐにK大のパーティを追い越して、ひたすら下山。ペース良く前山を乗っ越し、登りの時にはまったく気がつかなかった草花の解説をカトーさんから受けながら、最後の急な下りを慎重に。ようやく林道に降り立ったのは、5時30分であった。学生さんたちは大丈夫たったかな?

日曜日からはついに梅雨に突入。ブヨに襲撃された両腕はぱんぱんに腫れていた。それとは別に、クライミングでいためた右肩がなかなか治らないので医者に行くが、何度かの検査の据え、頚椎の下のほうが少し狭まっているのでそれが原因ではないかとのこと。ストレッチとリハビリをゆっくりやる。そういうわけで、今日は天気もいまひとつ、久しぶりにけんこう兄弟とゆっくり過ごす、梅雨の週末である(明日はクライミング行くぞ!)。