O川の春

エプロンの上のけん(奥)

気がつけばずい分時間が経ってしまっていた。日々の記憶もどんどん薄れていくのでなにから書いていいのかよくわからないが、とりあえずまだ覚えている昨日のことなどから。

春のような素晴らしいお天気の月曜日。午前中に実務をさっさと片付けて、午後はきしどんとS宮で待ち合わせて秘密会談。あれやこれやと2時間ほどしゃべった後、明日から沖縄に向かうので忙しいというきしどんと二人で駅を目指し、O川に架かる橋を渡っていると、対岸をなんと王様が歩いてくるではないか。というわけで、合流してファミレスでまずはビール。きしどんと別れた後、T六に移動して奄美料理と黒糖焼酎を飲む。けっこう酔っ払ったのでもう帰ろうと二人でU田まで向かうが、気がつけばSU食堂街のワインバーでワインを飲みながらフランス語の文法について熱く語り明かしていた。そういうわけで、実務の溜まった今朝だが思いっきり酒が残っていた。それにしても、O川のあたりはいいところだなあ。

いつだったか、酔っ払ったときにコンビニのくじで当ててきたハローキティのエプロンをこうが気に入っていて、いつも必ずその上で休んでいる。そういうわけで、そのエプロンはいつの頃からか居間のテレビ台の前にずっと置いてあるのだが、今夜、ふと気がつけば珍しくけんがエプロンに乗ってうずくまっている。こうはといえば、その脇で同じくちょこんとうずくまって当たり前のように休んでいた。横取りするでもなく、えらいぞ、こう。やがてけんが移動すると、順番を待っていたかのように、おもむろにエプロンの上に移動したが。そういうわけで、兄弟の美しい分かち合いの精神を見たような気がしたのである。

日記なんだから、できるだけ毎日書かないとだめだな。