週末の来客

居間の隅っこで眠るけん

というわけで、金曜夜、Nさんがやって来た。

まずはけんこう兄弟、ふたり揃って玄関までお出迎え。良い感触である。が、やはり玄関から一歩入ると、ふたりとも走って逃げてしまった。とはいえ、居間でくつろいでいると、台所の影から、あるいは僕の部屋のベッドの上からと、あちこちから僕らを観察、だんだんその距離も近づいてくる。やがて、居間にまで出てきて、Nさんをふんふん確認。最後にはもう少しで撫でられるんじゃないかというところまで。さすが並大抵の猫好きではないNさん。けんこう兄弟が短時間でここまで接近したのははじめてでした。何より珍しかったのが、僕とNさんが居間で酒を飲んでいても、ふたりともくつろいでいて、台所で転がってY子に甘えたり、居間の片隅のごはんスペースでごはんを食べたりしていたこと。そして特筆すべきは、終電ぎりぎりでNさんを見送った後、こうが玄関にはりついてしばらく「にゃーにゃー」鳴いていたことである。たとえばY子が仕事に行った後など、こうは同じように玄関で鳴くことがあるが、お客さんをお見送りして鳴くのは初めてのことであった。こう、Nさんに遊んで欲しかったのかなあ。顔を見るとなんとなく寂しそうだ。こう、Nさんは明日からお仕事だからね、でもまた来てくれるから楽しみにしてなよ。

あいにくのお天気の土日はおうちでごろごろ。けんこう兄弟も雨で眠いのか、僕らといっしょにごろごろ。

週明けの今日は日帰りで東京へ。Aさん、Iさんと歓談し、書店もあちこち確認する。一方、次々と発覚するミス。こうも続くと、一度お祓いしてもらったほうがいいかも…。まあ明日から、一からがんばろう。