ワクチンを打ちに

ふたりでじゃれあい

素晴らしいお天気の日曜日は、けんこう兄弟のワクチンを打ちにちょうど一年ぶりにM動物病院へ。この一年、風邪もひかず怪我もせず、無事に乗り切った。子供の頃はすぐに風邪をひいたりお腹をこわしたりとかで、ちょこちょこ病院へ行くこともあったのだが、ふたりとも大きくなって体も丈夫になったのか。しかし、クルマでの移動が苦手なことは変わらない。とくにけんは病院へ着くまでにゃーにゃー鳴き通しだ。こうはどうも待合室で待つのが苦手なようで、知らない人の話し声や犬の鳴き声なんかにいちいち反応して、緊張している。巨大な白ムク犬が診察室から出てきて、フレンドリーに僕らに近寄ってくる。怖がるんじゃないかと思いきや、ふたりともおとなしくじっとその犬を見ていた。それまで鳴いていたけんが鳴きやんだのが不思議だ。

診察室に入り、まずこうから診察。今年は男先生が診てくれる。こう7.5キロ。けん6.7キロ。ずいぶん差がついたなあ。これ以上は体重が増えないようにしなければ。ふたりとも全然いやがらずにワクチンもあっさり終わる。こうは診察台の上でごろごろごろごろ。けんはなぜか診察が終わってキャリーに入ってからシャーをしていた。

昨夜は大先輩T氏にお誘いいただいてSの前で一杯。いろいろ貴重な話を聞いた。そういえばこの仕事を始めたころは、まわりは夢破れた元文学青年ばっかりだったけど、僕らより下の世代にはそういう人はほとんどいない。それがいいことなのか悪いことなのかは別にして、僕らの世代がひとつの時代の変わり目であったことには間違いないのかも知れないな。