水溜り

何を想像してるのだろう

月火と素晴らしいお天気。水曜日は午後から小雨ぱらつく。妙に生暖かい。

月曜日。K大でW氏と昼食の後、S氏×2とキーワード検討会。終了後、近くの居酒屋Sで飲む。軽く一杯のつもりが異常に盛り上がり、結局12時近くまで。楽しいお酒だった。フランス革命からマイルス・デイビスまで。みんな幅が広いなあ。

火曜日。すがすがしい気持ちで目覚めたのだが、いざ出勤しようと家を出ると、なぜか体が重い。暖かい一日のはずが寒気もする。じつは土曜の夜暗いから少しだるくてたまに咳も出ていた。嫌な予感がするので早めに眠る。おかげで水曜日にはすっかり回復。心身ともに充実である。が、帰ってみるとY子が風邪っぽくてだるいと言う。ごめん、うつしたかな。

最近、こうはお風呂を眺めるのが気に入っている。僕がシャワーを浴びた後など、洗い場の水が引いていくのが面白いのか、じっとお風呂の前に座って熱心に眺めている。興が乗れば体が濡れるのもお構いなしに、風呂場に入り込んでじっと観察し続けている。何がそんなに面白いんだろうなあとY子と話していて、そういえば子供の頃、雨の降った後、水溜りを見るが大好きだったことを思い出した。水溜りのかたちを日本地図とか世界地図とかに見立てたりして。こうもそんなこと想像しながら見ているのだろうか。基本的に子供と一緒なんだよなあ、猫って。

社会国家の生成 -20世紀社会とナチズムー

社会国家の生成 -20世紀社会とナチズムー

たいへん勉強になる。

狭義の社会国家とは、疾病、廃疾、老齢および失業から派生する所得の危機から市民を守ろうと努める国家である。また広義の社会国家とは、社会的安全のみならず、社会的公正、社会統合および個人的自由をも保証しようとする国家である。

社会国家とは、工業化や都市化が進んだ結果ますます複雑になる社会や経済の諸関係を調整する必要の増大、とりわけ家族が生存への配慮で果たす伝統的役割が減り、階級対立が激化したことに対する対応である。それがめざすのは、社会の安定化と平等化、政治・社会での共同決定権などを通じて住民を統合すること、また社会を、変化にたえず適応させ、既存の政治・社会・政治体制の安定をはかりつつ、徐々に進化させることである。

上はドイツの『国家学事典』(1989)、下はリッター『社会国家』から。いずれも上記文献から孫引き。