留守番(二)

紙袋で遊ぶけん。

留守番一日目はすべてが順調に終わり、翌朝けんこう兄弟にあわせて早起きするために早めにベッドにつく。ところが、目が覚めてみると9時前で、あわてて飛び起きると、すでに一仕事終えて休憩していたけんこうが起き出してくる。ごはんがほぼ空になっていて不憫だし、なにより暑い。あわててクーラーをつけ、ごはんの準備とトイレ掃除。それにしても、けんもこうもどうして僕を起こしに来ないのだろう。

二人とも早くから遊んでいたのだろうか、ごはんを食べて少しだけゆっくりするとすぐに休んでしまう。やはり、Y子がいないと調子がちがうのかなあと思っていると、お昼前、起き出してきて、それとなく置いておいた紙袋にダッシュで飛び込んだりして派手に遊んでいた。

午後、けんこう兄弟が本格的に眠りに入った後、僕もお付き合いして昼寝。少しだけ眠るつもりが、目が覚めるとすでに夕方である。必ずするようにとY子に言われていたので掃除機をかける。眠っていたけんとこう、廊下まで出てきて、僕が掃除しているのが珍しいのか、不思議そうに眺めていた。いつもとぜんぜん違う時間に掃除しているからかも知れないが。

まあしかし、やはりY子がいないと、二人とも少し静かなような気がする。明日にはY子帰ってくるから、もう少しだけんこう兄弟!