留守番

団扇とこう。

今朝、Y子が単身名古屋へ。今度は僕がけんこうと留守番である。去年の夏も同じように留守番をしたが、そのときに比べると二人とも大きくなって、あまり手がかからなくなってきた。いまのところ二人ともあまり変わらない様子。ただ暑さからか、よく眠っているようだ。

昨夜、実家から団扇をもらってきた。けん、こうが暑さに弱いという話をしていたら、これで扇いでやればとくれたのである。早速試してみる。二人ともはじめて見る団扇に興味津々の様子で近寄ってくる。しかし扇いで風を送ってみると、ものすごく驚いた様子で逃げる。急に顔に強い風がくるからそれは驚くんじゃないとY子。そうだな。二人とも大きいとはいえ、人間よりは顔も体も小さいのだから。人間用に作られた団扇の風は強すぎるのかもしれない。ただ、団扇そのものにはやはり関心があるようで、置いてあった団扇を二人でかわるがわる乗ってみたり、柄をかじってみたり、いろいろ調べて遊んでいた。

ところで、昨夜のこと。疲れていたのであるが寝苦しくてなかなか寝付けず、ベッドに寝転がって遅くまで本を読んでいると、こうがやって来て僕の横に飛び乗り、敷布団で「もみもみ」(ふみふみ)をはじめた。けんもこうも、どういうわけか「もみもみ」をする習慣がない。比較的長く母猫と一緒にいたからだろうかとY子といつも話しているのだが、昨夜は結局二度ほど僕のベッドにやって来て、「もみもみ」をしていた。ずっとお留守番をしていて寂しかったのか、理由は分からないが、やはり猫が「もみもみ」する姿はかわいい。蒸し暑い夏の夜の、貴重な経験であった。