映画

かご入りこう

ここのところ映画づいて、ビデオを観まくっている。それも往年の「文芸大作」もの。テレビで最近の「レミゼラブル」(97年)を見たのをきっかけに、ジャン・ギャバンの「レミゼラブル」(57年)を観る。新しいのはジャン・バルジャンとジャベールの対決に焦点を絞っていて、ジェフリー・ラッシュ演じるジャベールが濃くてこれはこれで面白いのだが、古いほうはより原作に忠実で、歴史的な背景も描かれていて趣き深い。その後、「白鯨」「宝島」「三銃士」ときて、いままでどういうわけか食わず嫌いで観ていなかった「アラビアのロレンス」を観たのだが、これが想像以上に素晴らしく完全に圧倒されてしまった。高校時代に歴史好きの友人N氏が憑かれたように語っていたのを思い出して、いまさらながらその気持ちが理解できる気がする。いまならCGとかを駆使して撮るんだろうが、やはりオールロケならではの説得力を感じる。

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最近、お風呂上りにかならず「こう」が甘えてくる。以前のように、お風呂の中に入ってくることはなくなったが、これは暑さのせいか。お風呂から出て体を拭いていると、足元にまとわりついてきて、それはそれはかわいらしい。石鹸の匂いが好きなのかな。

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金曜日はK先生と昼間から酒を飲む。この春で勤めを辞められたK先生、ついこの間お会いしたときまではものすごい酒豪でこちらがついていくのも大変で体調を万全に整えて臨んだのであるが、いやあここのところ急速におとろえちゃってねえと、なんだか少し調子がちがう。ああでも先生、まあそれでも昼間からこれくらい飲めれば十分お元気ですよ。またぜひゆっくり飲みましょう、先生。