カメムシ

detti2006-11-01

最近、なぜか巨大なカメムシが部屋に入ってくるようになった。いままでに見たこともないような巨大なカメムシ。洗濯物に張り付いていて、一日に何匹も入ってくる。それを、けん・こうが狙う。カメムシが歩いていると、眠っていても二人とも起き出して来るから不思議だ。けん・こうが肉球でぱすっと叩く。カメムシは匂いを発する。「けん」も「こう」も、その匂いがものすごく嫌なようで、最初は退散してしまうくらいだった。だが、今日はいままでになく勇気を振り絞ったのか、あるいは匂いにもだいぶ慣れたのか、カメムシが匂いを発しても果敢に挑んでいく。カメムシはさらに匂いを発しながら逃げる。けん・こう、鼻をふんふんさせながらカメムシを探し、追いかける。しかし部屋中にカメムシの匂いが充満してきて目が痛くなってきた。もう限界だと、カメムシを外に出そうとするが、敵もさるもの、家具の裏に逃げ込んで姿をくらましてしまった。けん・こう、納得のいかない様子で、ふんふんしながらあちこち探す。


しばらくたって、ようやく出て来たカメムシをつかまえて、外に放す。「けん」も「こう」も匂いがついたのか、手をしきりに気にしている。二人とも毛に匂いがついてると、Y子は言う。