今日の夕方の話。
Y子「ちょっとゴミほかしてきてよ」
ぼく「あとでええかな、いまだるい」
Y子「じゃあ私行ってくるわ。お鍋とこうちゃん見てて」
というわけで、Y子がゴミをほかしにいく。
玄関先まで、「こう」と一緒にお見送り(「けん」は眠っていた)。しかし、この時いつもとちがったことは、Y子が「こうちゃん、ちょっと行ってくるねー。待っててね」という言葉を「こう」にかけなかったことだ。すぐに戻るし、僕もいるので何となくいつもの挨拶を省略したのだ。
玄関のドアが閉まる。と、「こう」は驚いたようにドアに向かって「ふにゃーふにゃー」と鳴く。大丈夫だよ、Y子はすぐに戻るよ、と声をかけてよしよしなでるとゴロゴロ言うが、それでも不安なようで、ふにゃーふにゃーとドアの前をぐるぐる回り、新聞受けを覗き込んだり、ドアノブに手をかけて伸び上がったり。眠っていた「けん」も、何ごとかと起き出してくる。
黙ってY子が出て行ってしまったので驚いたのか。それとも、いつも僕らが出かけた後はこうなのか。
やがてY子戻る。こう、くんくんY子を確認して安心した様子。
話題は「こう」だが、写真は前回に引き続き、「けん」です。