五七日

五七日のお参り。シャクヤクがだめになってしまったので、Y子が赤いバラを買ってきてお供え。心静かにお参りする。お祈りしながら思い出すのはやはり病気になってからのことばかりだが、それでも元気なとき、ころころ転がって甘えていたこと、毎朝耳の下をくちくち撫でてやると喜んでいたこととかが心に浮かんだ。

 

家の中はけんがいたときのままで(片付けた僕の部屋以外)、けんが最後の日々を過ごした猫ベッドや猫トイレもそのままになっている。猫ベッドにはまだけんがいると思って毎朝起きたとき、出かけるとき、帰ってきたとき、寝る前には声をかけている。それでも少しずつ変わっていくこともあって、けんが帰ってきたときのために育てていた猫草は少し前に枯れてしまった。Y子は動物保険に電話をしたが、途中で泣いてしまったという。

 

猫遠足の夢の話をしたらY子がそれを絵に描いてくれてついに完成したようだ。僕が見た夢の風景とはぜんぜん違うけど、良い絵だと思った。最近、妙な夢ばかり見るので、猫遠足の続きを見てみたいな。