一時帰宅、そして再入院

f:id:detti:20181014101253j:plain

昨夜、どきどきしながらけんを迎えにいく。けんは、前日から数値はあまり下がっていないが、それでもがんばってごはんを食べたそうだ。では、家に帰る準備をしましょうと女先生がけんを連れてくる。点滴を外してもらうが、点滴の跡が痛々しい。けんちゃんがんばったな、と看護師の方。トイレを失敗したようで汚れていたのを、看護師の方が手際よくきれいにしてくれた。どうもありがとうございます。皮下点滴のやり方も教えてもらった。

 

何でもいいからとにかく食べさせてほしいとのことで、病院でもらっていたごはんを各種もらって、さあおうちに帰ろう、けん。助手席のけんは、いつもはにゃーにゃー鳴くのに妙に静かにしている。あとでわかったけど、体力が落ちているせいか、鳴こうと口を開けるのだが声にならないようだ。一方的にけんに話しかけながら自宅へ。

 

あまり動けないのかなと思っていたが、キャリーバッグを開けてやると、けんは自力で出てきてゆっくり一周しながらあちこち確認している。ごはんをずらーっと並べてやると食べる。えらいぞ、けん。病院でもらってきたごはんを食べたあと、今度はいつも特別な時に出していたシーバを食べた。

 

水飲場まで行くのがしんどいかと居間にも水を置いてやったが、いつものとおりがいいのかよろけながらもゆっくり水飲場まで行って水を飲んでいる。

 

2時間ほどしてY子帰宅。けんは喜んでお出迎え。やっぱりY子によしよししてもらうと嬉しいようだ。これまで入らなかったY子の部屋にもY子を追いかけていって入った。

 

耳の下をなでられるのが好きだったのでなでると気持ちよさそうにしているが、ごろごろは言わない。

 

せっかくの夜だったが、何だか僕も疲れて早寝してしまう。

 

朝、起きると、けんは水飲場の前のお風呂マットにいた。昨夜はずっとここで過ごしたらしい。なでに行くと眠いのかじっとしているが、しばらくしてY子が起きてきたら喜んで一緒に歩いてくる。

 

しかし今朝はごはんを食べない。点滴が切れてきてしんどいのかなあと思っていたら、10時頃、病院のごはんを4種類順番に食べた。食べると眠くなったのか、またお風呂場のマットまで行って休む。

 

11時前、そろそろ病院に行かないとと、二人でキャリーバックに押し込む。楽しみにしてたけど、あっという間の一時帰宅であった。けんはリフレッシュできただろうか。車に乗ると、一言だけにゃっと鳴いた。しんどいけどがんばろう、がんばって数値が下がればまた家に帰って来れるから。

 

(写真は元気だった頃のけんです)