けんこう兄弟がやって来た日

4月4日は、けんこう兄弟が我が家へ来てくれた記念すべき日です。
2006年4月4日の午後7時過ぎ、春雨の降るなかブリーダーさん宅までふたりを迎えに行きました。
生後3ヶ月半のふたりは、ぬるりんと胴が長く、既に猫型完成態に見えました。
ちなみに同じ場に生後半年のラグドールくんがいたのですが、どう見ても猫型完全形成済みの骨格と大きさでした。
この頃のふたりがほんとうに子猫だったと実感するのは数年経てアルバムを広げた時ですね。
いやー、大型、今は中型に認定されたそうですが、ラグドールなんていう、ちょっとお間抜けな名前の猫種にしては、でかい。
どこがぬいぐるみじゃ、抱いて寝たら窒息するわい。

それでは今現在9歳のけんこう兄弟はどうかと言ったら、加齢のせいで縮みましたなんて言いませんよ。
実は今年は花見のお客様がいらして、こうちゃんと顔を合わせて頂いたのですが、「大きい」と言っておられました。
私も実家で日本猫のおじいちゃまを見てきた先なのではっきり言えますが、うちの子は「でかい」です。
けんちゃんがタヌキに間違われ、こうちゃんがイヌに間違われたのも仕方がないことです。
縁側でお膝でまったりお昼寝してくれるネコちゃんにはふたりともまずなれない。
膝に乗り切らない、体が。
あ、もしかして日本人だからそう思うのかな。
アメリカンは「でかい」とは思わないのかも。
いちおうラグドール、アメリケーンですものね、あれで標準かも。
アメリカンは抱っこして寝ても窒息しないのかも。

抱っこして感動、といえば赤ちゃん。
本日のお客様のなかには一名赤ちゃんがいらしたのです。
ちっちゃい!生後一年だそうですが、まーかーわーいいです。
赤ちゃんに接することが全然無い私、生後一年の言葉が含む出産体験者の方なら常識の知識が無いのですね、立つのかな、とか何食べるのかな、とか、もろもろの事について。
だから勉強になりました。
赤ちゃんのはいはいはすんごい高速である、とか、パワフル、とか。
赤ちゃんはこうちゃんの姿をみとめると「むうー!!」って言いながらこうちゃんを指差すのです。こうちゃんも自分が指名されているのがわかるので彼女をみつめるのです。
赤ちゃんとこうちゃんとお見合い状態。
互いに一定の距離をとって見つめ合う。
と、こうちゃんが彼女に向かって控えめながらアタック・・・しようかな、と二歩三歩猫歩みに歩み寄りかけた刹那、彼女が恥じらいの悲鳴。
こうちゃん矢の勢いで私の部屋に退散。
赤ちゃん、今しがたのショックでかわいそうなことに・・・。

でもふたりともこの後も何回かお見合いしたんです。
今日は見つめ合うだけでいいかなって感じでしたけど、互いに脈ありです。

けんちゃんは、私のベッドの下で闇と一体化してました。
けんちゃんは小さい頃から人見知り激しかったですからね。
お兄ちゃんのこうちゃんが、「ちょっくら行ってくるぜ」って感じで偵察に来てましたからね。