法要

ふたりで休憩

気がつけば、前回日記を書いてから二十日近くが経ってしまっている。そのかん二度の週末の出張と明確に思い出せるだけでも八度の飲み会ともう思い出せないほどの二日酔いの日々があり、気温は上がったり下がったり、Y子が調子を崩したり、復活して一緒に牧場へ行ったりといろいろなことがあった。まあひと言でいえば、飲みすぎである。このかん天気のめぐり合わせもあり、山へは二度しか、クライミングには一度も行けなかった。まあこんな日々もある。今週末が終われば、飲み会シリーズもひと段落するはずだ。

とある曇り空の休日の朝。うるの法要のため僕らは山の中にいる。うるが死んで四年と七ヶ月。けんこう兄弟と暮らすようになってからも、もう四年と半年が過ぎている。いつもは大勢の参拝客で賑わう法要の日も、この日は天候がいまひとつのせいか、人の数が少ない。風邪気味のY子とただれた日々で疲れている僕。二人とも無言でお参りをする。うるの短かった日々のことを思う。そしてお礼をいう。

急激に冬型の気圧配置となった今日の午後。いまは夜の11時、外の気温は12度を下回っている。急に寒くなったせいか劇的に活発になったけんこう兄弟。何かを見つけたのかけんが窓に飛び掛ったり、それをこうが走って追いかけたり。久しぶりの夜の大運動会である。