けんこう兄弟にまたたび

新タワーとけん

連日の大雨から一転、梅雨も明けて全国的に猛暑の幕開けとなった海の日の連休は、二泊三日でO川山へ行ってきた。天気は三日とも快晴で申し分なし、約20年ぶりのテント生活も予想以上に快適だったが、しかし想像以上に難しくて登れない……。登れないと恐怖心も出てさらに登れないという悪循環である。メンタル面がなあ……。幸い大事には至らなかったが岩場から靴を落としたり、渡渉も経験したりと、いろいろと勉強になる山行ではあった。めげずにまた一からがんばろう。しかし、帰りの車中から見た八ヶ岳や、甲斐駒・仙丈、木曽駒ヶ岳等等の山々の美しかったこと。山歩きもしてみたいなあとしみじみ思った。休日の配分が難しい。

しかし、けんこう兄弟とY子をおいて自分だけ遊びに行くのには多少の罪悪感もある。昨夜は深夜の帰宅となったので、あまりかまってやれなかった。というわけで、今日は寝不足の眠い目をこすりながらY子と待ち合わせて、けんこう兄弟にまたたびを勝ってやり、TY亭で夕食。昔から猫にまたたびと言うが、けんこう兄弟にまたたびを与えるのは、実ははじめてである。どんなふうになるんだろうとドキドキしながら一本取り出してみる僕とY子。するとまずけんが、ついでこうがやって来て、ひとしきり匂いを嗅いだり前足でぱすぱす攻撃したり、噛んだり蹴ったり。よく聞くような大興奮というわけではないが、おっとり型のけんこう兄弟なりに興奮していたようではある。そういうわけで、しばらくぶりに家族で過ごす連休明けの暑い夜である。