梅雨本番

転がるこう。

いよいよ梅雨も本番。しかし、降りそうで降らないこの感じがいちばん耐え難い。

というわけで、蒸し暑さも全快の日曜日。朝起きるや否や、極度のだるさに囚われ、首の調子もいまひとつだが、しかしあまり間隔が空くのも嫌なので、心と体にむち打って、久しぶりにH田人工壁へ向かう。こんな天気だからすいているだろうなと思っていたが、われわれの到着もそんなに遅くはなかったはずなのに、すでに熱心なクライマーたちが壁に張り付いている。

H田を訪れるのは五月の連休以来。久しぶりなので多少の緊張感もある。首のこともあるので軽めにアップ、のつもりが一度登るともう汗だく。多めに持っていった水もみるみる減っていく。でも、何度か登るうちに、蒸し暑さも首の痛みも気にならなくなってくるから不思議だ。

連休中にようやく登れた垂壁のルート。それ以来登っていないし、登った時は無理やり感もあったのでちょっと不安だったが、やはり久しぶりにチャレンジすると、ムーブを完全に忘れていて途中で断念。何とか3度目で思い出して登れたけれど、一度登ったところは一発で登れるようにならないとなあ。あとはやはりメンタル面を強化せねば。

まあ、でも結果的にはムーブもつながって、すんなり登れたので良かった。牛の歩みだが、ちょっとずつは進歩していると思いたい。何より登ることは楽しいので、自分なりのペースでこれからも続けて行きたいと、あらためて思った週末である(もちろん、もっとどんどん登れるようにはなりたいけれど…。みなさま、これからも見捨てずによろしくお願いします)。

しかし、これだけの湿気。人間がこんなにだるいのに、大きいとはいえ僕らよりも体が小さく、全身が毛に覆われたけんこう兄弟がだるくなかろうはずはない。朝、目覚めると、壁に体を密着させてだるそうに果てているけんこう兄弟の姿がある。遅くなってごめんと言いながら冷房を入れるととたんに活発になるふたり。それでも、たまには外の空気にも当たりたいようで、冷房を入れっぱなしでもまた逆にだるくなる様子。これからは温度(と湿度)の管理に気をつけてやらないと。