長かった連休の思い出(一)

けん、後にこうも。

長く、楽しかった連休もあっという間に終わり、気がつけば休み明け一週目ももう終盤である。

OG山を断念したせいで一気に日程に余裕の生まれた連休だが、前半は結局一日レストしただけでH田には三日間通うことに。これならOG山行ったほうがよかったかもしれないという気もするが(みんなにもそういわれた)、まあH田ではそれなりに成果もあったので良しとしておこう。レスト日には実に久しぶりにY子と街中に出かけ、Gホテルで食事をした後、買い物をする。買い物といってもクライミングシューズだが、結局3時間の長考のすえに購入。しかしその合間に何となく立ち寄った家具屋で、なかなかよいテーブル(洋式ちゃぶ台)が安くであったので、こちらはY子即決で購入する。帰って居間に設置すると、まずはこうが、続いてけんが早速乗ってみていた。けんは乗り心地が気に入ったようで、いまでも気がつけばテーブルを占領している。

前半の締めくくりは、カトーさんおよびY子とともに赤坂山・大谷山へとハイキング。草原の稜線歩きを堪能する。しかし稜線上でも思いのほか暑く、帰ったら異常なほど日焼けしていた。それもそのはず、下界では30度を超えていたらしい。大谷山ピークで三十分ほど昼寝して下山。途中で6、7人のパーティを追い越そうとすると、おう!という声がかかり、誰かと思えばなんとKさん夫妻であった。お二人とはちょうど十年前に甲山や魚屋道にご一緒いただいて以来。甲山ではお孫さんも一緒に登ったが、あの小さかったお孫さんも、もう中学生だとか。よかったら、またどっかご一緒させてください。

下山後は温泉に浸かり、カトーさんをわが家にお招きしてビールを飲む。体も声もでっかいカトーさんだから、きっとけんこう兄弟は怖がって隠れてしまうだろうと思っていたが、これが意外にもふたりとも平気なようで、かわるがわる近くまでやって来ては、興味津々で観察している。とくにこうはカトーさんが大変気に入ったようで、最後にはそばで転がって撫でられていた。こう、かわいがってもらってよかったな。