15年目と出張

エプロンにくるまる「こう」

土曜日は今年はじめてのH田。しかし、寒すぎる。いきなり気持ちが負けて、ああまたダメな日々が始まる。まあ、少しずつ……、気長に……。

週が明けると、一転して暖かな日々だ。

火水は今年はじめての東京出張。H王子でdub氏とボヘミアン・ラプソディとホモソーシャリティおよびアンチ・ヒューマニスムについて議論し、K関でN氏と政策形成と知識人について語っりあったあとは、S橋でS氏と反サブカル(?)談義。しかし途中から合流したI氏の教養の前に、自分がいかにローカルチャーの人間かを思い知らされる。分をわきまえずにすみません。

翌朝は、酒も抜けきらないなか、N&N氏と早朝から営業回りだ。午前中いっぱいS橋からY町、T駅界隈からJB町へとひたすら歩く。久しぶりの営業回りもなかなか楽しい。終了後はI橋へ移動して某研究会へ。教育のあり方について熱く議論する教官たちの姿にカルチャーショックを受けながら、誘われるままにそのまま懇親会へ。気がつけば時間もぎりぎり、電車を乗り継いで何とか最終間際ののぞみで帰宅。ああ疲れた。

スイング・スワング・スインギン

スイング・スワング・スインギン

先日の羊たちの飲み会@S木屋でのこと。トイレに行くと素晴らしいジャズが流れていて、ぐんぐん心に染み込んでくる。しかし、間違いなく何度も聞いたことのある演奏なのだが、曲名も奏者もなかなか思い出せない。結局その場では断念し、羊たちと別れてから酔った頭であれこれ考えたすえ、マクリーンの I Remember You だとようやく思い至った(最初、パーカーかと思った)。このレコードはアナログではなかなか手頃な値段で売っていないので持っていなかったが、アマゾンで見てみるとなんとCDは1000円だったので即決で購入。あらためて聴いてみるが、まず選曲がいいよなあ。パーカーフレーズ全開でスタンダードを吹きまくるマクリーンのアルトの気持ちいいこと。しかし、時代はすでに59年。マクリーンはこの直後からどんどん先鋭的な方向に向かって行くわけだけど、そんなこと(激動の60年代)を微塵も感じさせないハートウォーミングな名盤である。でもやっぱりCDだとなんか物足りないなあ……。

15年目の17日。久しぶりに5時に起き、現地の中継を見て過ごす。ああ、あのときの思いから、なんと遠く離れてしまっていることだろう。ともかく、明日からじっくり頑張っていくしかない。