けんです

夕方、居間でうつらうつらしていて夢を見た。夢の中の僕は、けんこう兄弟ともうひとりの猫と暮らしていた。その猫の名は、たしかガーとかガラとかいったはずだ。けんこう兄弟とガー(ガラ)は三人でぴったりくっついて休んでいた。ガー(ガラ)がその真ん中にいた。そうか、ガー(ガラ)のことを忘れていた、と僕は思う。彼は白と少しだけ緑がかった長い毛を持っていた。僕は休んでいたガー(ガラ)を撫で、ブラッシングする。彼の毛は羊のように固く、ブラッシングすると緑色の毛がたくさんとれた。最近、誰かが爪をとぐ音が聞こえてふと振り返ると誰もいないということがよくある。もしかしたらガー(ガラ)が、案外ほんとうにこの家の中にいるのかもしれないと思うのである。

昨日、お昼前後からものすごい腹痛に見舞われる。立っていられないほどの痛みである。日曜日に食べた何かが当たったのか原因は分からないが、夜はKさんたちとの忘年会の約束がある。このままでは無理なのではないかとも思ったが、夕方、少しましになってきたので、約束の会場へ。しかし鍋をつついているとやはりお腹が痛く、あまり食べられない。痛みをがまんしながら二次会へ向かい、Yさん、Mさんと合流。しかしビールを楽しく飲んでいると、いつの間にか痛みは消えていた。あの痛みはなんだったのか、結局謎のままである。