日曜日

袋に入ったこう

昨夜、ビールを大量に飲んでそのまま眠ったので、目が覚めると少し体がだるい。時計を見ると九時半過ぎ。珍しくY子もまだ眠っていて、僕が起きていくと寂しかったのかこうがまとわりついてきて、トイレに行こうとすると走って追いかけてくる。そうこうするうちにY子もけんと一緒に起きてきた。ごはんが空っぽになっていて少しかわいそうだ。

午前中は雨。昼過ぎ、Y子、仕事の打ち合わせに出かける。しばらくしてY子を迎えに行くために外に出ると、もう雨は止んで少し日が差してきた。

こうは今夜もカメムシと格闘している。度重なる肉球攻撃に耐えかねたカメムシが強烈な匂いを発し、こうは目をしょぼつかせながら、自分の肉球に匂いがついたのではないかと気にしている様子だ。

岬 (文春文庫 な 4-1)

岬 (文春文庫 な 4-1)

いやあ何と言うか素晴らしいなあ。作者二十代最後の一年半に書かれた四編が収録されているが、「岬」へと至る過程が大変興味深い。