新猫タワー

新猫タワーに乗るこう

猫タワーがぼろぼろになってきたので、この夏、思い切って新調することにする。その第一弾の小猫タワーが昨日の朝、届いた。朝、目を覚ますとY子が一人で組み立てようとしていて、けんもこうも待ちきれない様子で部品や箱に乗っている。手伝うよと僕。見ると、ポールがぐらぐらではないか。もっと締めないとだめだと力まかせに締めてみる。が、どうもうまくいかないので、底板をひっくり返して調べてみると、穴に埋め込まれたネジ受けのナットが少し浮いてきているではないか。これが原因だよとナットを埋めようといろいろ試しているうちに、どういうわけか情勢は悪化し、ナットはポロリとはずれてしまった。けんこう兄弟が喜んで遊ぶ姿を楽しみにしていたY子も僕も一瞬凍りつき、その異様な雰囲気を察知したのか、けんこうもいつの間にかどこかへ行ってしまった。

しばらく重苦しい時間が流れる。ああなんでいつも僕はこうなのか。落ち込んでいても仕方がないから、ともかく最後まで組み立ててみようよとY子。上にはどんどん板とか載せていくのだからその重みで何とかなるのでは。半信半疑で最後まで組み立ててみると、Y子の言うとおり見事に安定した。ああよかった。けんこうもいつの間にか戻ってきて、ポールでぱりぱり爪を研いだり、最上段に飛び乗ってみたり。それにしても僕はこの手の大工仕事がほんとうに苦手だ。先代の猫タワーの組み立ての際にも部品を壊してしまって、結局新しいのを取り寄せる羽目になったし。失敗してそれを取り繕おうとして、いつも事態を悪化させてしまうのである。失敗は仕方がないとしてもその後は慎重にと、朝から反省する土曜日であった。

昨夜は先輩のソウルレディTさんとY子と三人で暑気払い。H九条で豚焼肉をしこたま食って、その後はS条まで出て大カラオケ大会。Tさん、最近の新しい曲を入れるのはいいのだけれど、結局歌えずにカラオケボックスの店員さんに歌わせようとするのはやめてください。ああでも楽しかったな。

ネルソン・マンデラ氏90歳とのニュースを金曜日に見た。それで思い出してこのレコードを聴いてみる。

Nothing Can Stop Us

Nothing Can Stop Us

マンデラを監獄で腐らせてやれ。そしてお前はラッキーだと誰か言ってやれ、誰か奴にジョージ・オーウェルを読んで聞かせてやれ。ナイポールのことを教えてやれ。そうすれば奴に俺たちがいかに必要か、俺たちの文化と魅力と頭脳がいかに必要かが分かるだろう――ものすごい毒。頭がくらくらする。