有馬

レコードを聴くこう

金土は職場のメンバーで有馬へ。一日目、快晴とまではいかないが、晴れ。六甲山上ガーデンテラスでジンギスカン&ビールをいただく。ガーデンテラスというのはかつての十国展望台跡地に食事処とお土産屋と展望台をつくったということのようだ。ゲームコーナーやら売店やらうどん屋やらのあった旧十国展望台は、子供の頃、親父に連れられて六甲に登ったときに行くのが楽しみな場所のひとつであった。ガチャガチャでメダルをつくったのを思い出す。いい時代だったなあ。新しい施設は正直あまり好みではないが、それでもこれらの施設によって人々や子どもたちが訪れるならそれでいいと思う。いつまでも市民に愛される六甲山であってほしい。

食後は高山植物園。ここは初めて行ったが、なかなか感じのいいところである。あちこちでハイカーがお弁当を広げている。クリンソウが満開であった。

三時前、余裕をもって有馬に到着。荷物を置いて温泉街を散策する。外湯や足湯もできて、きれいになった感じだ。町並みも整備したのだろうか、曲がりくねった湯本坂には、大勢の観光客が訪れている。当然ながら、お湯はかわらず素晴らしい。金泉はどろどろであればあるほどよい。

大いに食って飲んで騒いだわりにはすっきり目覚めた二日目も晴れ。元町で中華を食って酒を飲んでいったん解散。M谷および途中で合流したY氏とともに、M谷妹に買うお土産を求めて元町界隈を東へ西へ。M谷妹のリクエストはカレンダーらしいが、さすがにこの季節に買うのは難しい。元町・神戸間を往復したが結局発見できずに断念。まあでも久々のモトコーとか、なんかおもろかったな。

帰宅後、あちこちでこまごまと買ったお土産を広げる。炭酸せんべい以外は六甲にも有馬にも神戸にもあまり関係のない、猫のストラップとかキーホルダーとか置物とかお香とか。けんこう兄弟がさっそくやってきてふんふん確認する。猫のキーホルダーが気に入ってふたりでやっつけたり、くわえこんだり。

カートリッジをシュアーM44Gに変えたら異常に音がよくなった気がして興奮する。ベースもよく鳴るし、何よりもピアノのごりごりした音がいい。最近、CDに流れがちであったがやっぱりアナログだなあ。

今日の名盤

Live in Chicago

Live in Chicago

ジーン・アモンズはやっぱりこれでしょう。これがレギュラー・バンドだったのかなあ、オルガンとドラムのローカル・バンドをバックにお得意のフレーズを豪快に決めまくる御大。選曲もおしゃれで、1曲目のバップ・チューンも、2曲目のスタンダードもB-1のバラードかミディアムのブルースとかスローのブルースとか超高速のA−4とか最後の循環とか、どれもこれもええなあ。

昼間、レッド・ガーランドを聴いていると、あっちで眠っていたこうがやって来てスピーカーの前に寝転がり、ゆったり尻尾でリズムをとりながら気持ち良さそうに目を閉じているではないか。こう、ついにジャズに開眼したか。チェンバースのアルコのところで、何ごとかと顔を上げ、キョロキョロしているのが面白かったが。