こう、洗面台の上で

本格的に春が到来。金曜日からはコートなしで出勤。金曜の朝にはまだ咲き始めという感じだった桜も夕方には五分、土曜朝には七分と一気に開花、土曜夕に帰宅するときにはもう満開であった。

木曜日からY子、一泊二日で帰省。そのため、木曜日は早めに帰ってけんこうの世話をする。世話といってもごはんとお水とトイレと、あとは適当にかまってやるくらいのことだが。ふたりとももう慣れっこなのか、別段普段と変わった様子もない。12時前頃、ベッドで本を読んでいたらどうにも眠くなって眠ろうとすると、それまで休んでいたけんがほわほわ言いながらやって来て、ベッドの下から僕を見上げる。こういう時のけんはたまらなくかわいい。でもごめん、けん、もうどうしようもなく眠くてあかんねん。

金曜日、けんがほわほわ言って起こしにくる。早寝のおかげでいつもより1時間早く目覚めることができた。起きるやいなや、けんが吐いていたのを発見する。以前、2月のはじめくらいだったか、けんが毎日吐くので病院に行ったということを書いたが、それ以来しばらく吐くのはおさまっていたのであるが、3月の終わりくらいからだろうか、実はふたたび吐くようになっていたのだ。とはいえ、今度は4、5日に一度という感じなので、生理現象かとあまり心配せずに様子をみるようにしている。実際に目の当たりにすると少し心配にはなるが、まあ本人はいたって元気そうである。吐いたところを拭いて、トイレの掃除をして、ごはんの仕度。ごはんは昨日たくさん入れたつもりだったのだが、もう空っぽだった。

こうがしきりに甘えてくるが、早起きしたおかげで十分対応することができた。普段もこれくらいに起きればずいぶん余裕のある朝を過ごすことができるだろう。ふたりとも十分遊んでやったので、朝出かけるときもそれほど寂しがらない。この日は大変暖かかったので、窓を開けたまま出勤。夜、打ち合わせで思いのほか遅くなり、少し心配になってタクシーで帰宅。帰るとたっぷり入れておいたはずのごはんがもう空っぽだった。

帰宅後、すぐにY子からメールがあり、KK駅まで迎えに行く。Y子はお土産のでっかい紙袋を抱えている。けんもこうも大喜びで確認。紙袋に飛び込んでいた。

日曜日の壮絶な宴会以来、どうも疲労が抜けない。帰ってビールを飲んだらすぐに眠くなってそのまま眠ってしまい、日記も途絶え気味だ。聞けば風邪をひいたり、喉をやられたりと体調をくずしている参加者も多いらしい。みんな忙しい時期だということもあるのだろうが、もう無理はきかないということかな。とはいえ、たまにはみんなでとことん飲んでみたいものなのである。

仕事、似たようなミスを二回連続でやってしまいそれはそれは落ち込む。僕は昔からどうにも整理能力がなくて、机の上というかまわりは、それはもう人に見せられるような状態ではないのだが、どうもこの散らかりかげんが原因なのではないかと深く反省する。レジュメとかの資料の束、どうやって整理するのがいいんだろう。昔よく使った、穴開けてファイルするあれが一番かな。