事故

猫シーツ入りしたこう

最近、飲むとすぐに酔っ払う。年のせいなのか疲れが溜まっているのか。それに飲んだ次の日のダメージが大きい。二日酔いとまでは行かなくても体がだるく、なかなか回復しないのだ。昨夜は同僚M氏と行きつけの呑み屋で軽く一杯のつもりが、結局気がつけば閉店まで。当然のように今朝もひどくだるい。さて、あわただしい朝のひととき、まだ覚めやらぬ頭で重い体を引きずりながら窓を閉めようと窓辺に近寄ると、何かが足元から飛び出してくるではないか。はっと思って振り向くと、けんが全速力で走っていく。どうもけんのしっぽと体の一部を踏みつけてしまったらしい。気がつけば足の甲から血が出ている。けんも驚いたのだろう、思わず爪を立ててしまったようだ。けんこう兄弟はおっとりしているのでほとんどひっかかれたりすることはないのであるが。けん、すまん。逃げるけんを慌てて追いかけて必死でなだめる。幸い、やさしいけんはすぐに事故だと理解してくれた様子。夜、けんが怖がったらショックだなと少し心配しながらドアを開けるが、いつもどおりに迎え入れてくれた。


日に日に暖かくなっていく。今日は午後からK大へ。またしても人が溢れていて今度は何かと思ったら入学手続きだった。なんだか微笑ましい風景だ。希望に溢れていたあの頃のことを少し思いだす。まあいまもまだ希望はないことはないけれど。