お風呂

お外を観察中(けん)

今日はY子も朝から出かけなければならず、二人であわただしく準備をしていると、こうがいつにも増して甘えてきた。珍しく、朝からお風呂に飛び入ったりするが、さすがに時間がなくて代わりにY子に行ってもらう。が、不本意なのか、こうはすぐに飛び出してきてしまった。それにしても、こうはいつからお風呂で甘えるようになったのだろうか。以前は空の湯船の中でころりんとお腹をみせて転がったりしていたものだが、いまでは体が大きくなりすぎて、僕と二人で入っているとなかなか思いっきり転がることができない。それでも体を丸くして何とかスペースを確保しながら横になっては、一生懸命甘えてくる。猫だから、この適度な狭さもまたいいのかもしれない。


ふたたび革命事典に戻って人物編。『共和国の諸制度にかんする断片』(サン=ジュスト)。

サン=ジュストの考える共和国とは優しさを欠いた世界であり(子供をかわいがる権利はない)、欲望もなく(一七歳まで乳製品と根菜で育てられる)、装飾もなく(墓地にだけ花が飾られる)、色彩もない……世界である。……結婚は、自由決定の対象ではあるけれども……もしも子供ができなければ解消されなければならない。サン=ジュストにとってなによりも大きな社会的紐帯である友情は、自発的な心の動きにゆだねられることはほとんどなく、一つの義務であり(友人をもたない者は追放される)、友人の名を神殿で公けに宣言し、それを年ごとに確認しなければならないのだ。

うーむ、サン=ジュストすごいな。