夏休みの終わり

猫じゃらしを追うけん。

夏休み最後の土日。土曜日は夕方から駅まで散歩。川べりの公園は大勢の人たちで賑わい、あまりの暑さから子供のみならず大人も泳いでいる。日曜日は忍者で有名なS県K市へドライブ。山奥の隠れ里なのかと思いきや、平野の中にあまりにも普通にある集落だったので驚く。帰路、B湖大橋を越えたところで強力な夕立と雷に出会う。僕は雷は大の苦手である。雷のとき、クルマの中は安全と聞くけれど、ものすごい雷鳴に生きた心地がしない。実は今日も帰宅中、雷に見舞われた。7月に東京に行ったとき、某T大学でも。そのときにお会いしたKさんは、僕は雷は苦手でとおっしゃっていて、ああそうですかと僕は意外そうなふりをして答えていたのだが、実はそのときもバス停から研究室のある校舎まで、どしゃぶりの雷雨の中を一刻も早く安全な場所に逃れたい一心で猛ダッシュしたのであった。ところで、けんこう兄弟はといえば、二人とも雷はまったく平気である。わが家にやってきて間もない頃は、雷が鳴ると驚いていたが、すぐに慣れてしまったようだ。今日もまた雷の鳴る中を駅からダッシュして帰ってきた僕を、平気な顔でくつろいだ様子のけんこうが迎えてくれたのである。

さて、夏休みもあっという間に終わり。昨日は汗だくになりながら南大阪を行脚する。午後はM氏と長時間にわたる作業の後、学生が1時間ほど報告するから聞いてってやってよそのあと飲みに行くし、という嬉しいお誘い。実は昨日は僕とY子のちょっとした記念日であったのだが、すみません今日はちょっとの一言が言えずに結局帰ったのは12時を回っていた(それでもいつもよりは早く抜け出したのであるが)。帰ると、ずっと待ってくれていたY子も、仕事の疲れでついに眠ってしまっている。Y子、ごめん。結局、ささやかなお祝いは、一日ずらして今夜におこなう。

それにしても、今年の夏休みは、けんこうとよく遊んだ。おかげで仕事が始まってからも、けんもこうもいつもよりも僕の帰りを待ってくれているような気がする。とりわけ、けんは、ずいぶん積極的に僕にも甘えてくるようになった。やはり何ごとも毎日のコミュニケーションが大切である。この習慣を大切にしていきたい。