ごはん

猫タワーのてっぺんで

気持ちよく晴れた日曜日。午後からドライブがてら、少し遠回りしてE峠越えでお買い物。市街の桜はこの二、三日でだいぶ散ったが、山間の集落ではいまがちょうど見ごろという感じであった。I地区のスーパーで買い物してK山のファミレスで軽く食事、Kナンで小さな棚を買う。Y子の部屋のタンスの上に、よくこうが上りたそうにしていて、でも少し高すぎて自力ではなかなか上れないようで、抱っこして乗せてやるとゴロゴロ言いながらものすごく喜んでいた。それを自力で上れるように足場となる棚を買ってやろうと、以前からY子と話していたのだ。ちょうど良い棚が見つかり、帰宅後すぐに組み立てる。箱を開けたときから興味津々だったけん・こう兄弟。組み立て終えてタンスの横に置くと、早速こうが、その後でけんも上った! これでけん・こうの行動範囲がまた少し広がるだろう。なかなか良い買い物であった。

昨日の夕方のこと。いつもの場所に出してあったけん・こうのごはんを、Y子がお皿を洗って入れ替えようと食器ごと下げて、そこへ僕が何か別の用事を言ったのだろう、Y子は食器を下げたまま、また別のことをやり始めてしまった。そこへ眠っていたこうがやって来る。と、ごはんを置いてある場所の近くまで来て固まってしまった。そのままY子のほうをそーっとうかがうように見上げる。ちょっとだけ口を開けて、相当驚いたような、おそるおそるうかがうというような感じだ。どうした、こう? 僕もY子もしばらく理由が分からなかったのだが、こうがちらとごはんのあるはずの場所を見たのでやっと分かった。そうか、ごはんか! あわててY子がごはんを入れてもってくる。こう、すぐにがっつく。いつもかならず置いてあるはずの場所にごはんがなかったので、これは相当驚いたのだろうか。かわいそうだったな。そのしぐさはコミカルで面白かったけど。Y子と二人でごめんごめんとなぐさめる。

思うところあって、試しに肉を食べるのをやめてみる。ただし、とりあえずは魚介、鶏卵、牛乳は可。さて、いつまで続くことか。