お留守番

タンスの上の「こう」

ちょっと急な用ができて、Y子が金曜から名古屋へ行くことになった。僕ひとりでけんこうの面倒をみなければならない。ところが、あいにく金曜日はエチゼンさんがはるばる京都にやって来て、一緒に食事をすることになっている。まあそんなには遅くはならないだろう。と思いきや、いろいろ盛り上がった上に、某S氏の研究会後の懇親会に合流し、さらに盛り上がる。あっという間に時間がたって、帰宅したのは12時半に。けんもこうもかなり寂しかったようで、ふるふる甘えてくる。しかし、かなり酔っ払っているのと翌朝も仕事があるというプレッシャーから、ご飯とお水とトイレだけ代えて、すぐに眠ってしまった。けんもこうも納得がいかないようで、ふにゃーふにゃー起こしに来る。とくにけんは、ふだんはそんなことはしないのだが、ベッドの脇までやって来て、つぶらなひとみで僕をじーっと見上げる。ああごめん。

翌朝、いつもよりも早めに起きると、すでに起きていたけんこうが駆け寄ってくる。とくにこうは異常な甘え方で、パソコン台のてっぺんにのっかているのをよしよし撫でると、ごろごろ言いながらくねくねくねくねお腹を見せて転がる。今日は休みだと思ってるのかなあ、ごめん、仕事行かなあかんねん、と仕度をして出かけようとすると、二人とも玄関まで見送りに出てきてくれた。見るからに出かけて欲しくなさそうで、玄関でもよしよしを要求するが、心を鬼にして出社。

けっこうな二日酔いで何とか仕事を終えて6時前に帰宅。けんもこうも眠っていた様子であるが、眠そうな顔で玄関まで出てきてくれた。ひとしきり甘えて、また眠る。僕もテレビを見ているとそのまま眠ってしまう。

今朝。けんこうはいつものように走り回っている。昨日にくらべると、Y子のいない生活にもだいぶ慣れたようではある。しかし、ごはんがからっぽになっていて、ああかわいそうにと深く反省。カリカリにくわえて、昨日、一昨日と出しそびれていたお魚ごはんを出すと、いつもはそれほど好きではない様子のけんも、たくさん食べる。