3月1日

猫草と「けん」

「こう」はいつも僕が朝出かけるとき、必ず玄関口まで見送りに来てくれるのだが、たまにご飯を食べていたり、遊びに夢中だったりして「行ってくるよ!」と言っても出てこないときがある(「けん」は気分次第で出てきたり出てこなかったり)。昨日もそんな感じで「こう」が見送りに来なかったのだが、朝のあわただしさで時間もなくそのまま出かけてしまった(「けん」は見送りに出てきてくれた)。しかしあとでY子に聞くと、ドアが閉まってから「こう」は玄関まで猛然と走ってきて、ドアにつかまって伸び上がり、それは激しく後悔する様子であったという。その話を聞いて、ちょっとかわいそうだけど、しみじみとうれしい。

昨日くらいから「こう」も全快。今日は朝から激しく遊びまわっている。

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今日、3月1日は「うる」の命日。「うる」にあらためてお礼を言いたい。うる、君がウチに来てくれて、元気だったのは少しの間だったけど、僕らはとても楽しい時間を過ごした。君がいたから僕らはいろんな人たちと繋がりを持つことができて、そして、けん・こう兄弟にも出会うことができた。きっと僕らは一生、こうして猫たちと暮らしていくのだろう。うるよ、その様子をじっと見守っていてほしい。

けん・こうが寝静まってから、Y子と二人で簡単にお祈りをする。