お風呂

左「こう」、右「けん」。

休みの日、夕方に風呂に入るのはけっこう贅沢な感じがする。というわけで昨日の日曜日の夕方、優雅に風呂に浸かっていると、いつものように「こう」が「開けてくれー」というようにドアの前でニャーニャー鳴く。開けてやると、洗い場まで入ってきて、湯船の縁に手をかけて伸び上がって中を覗き込む。「丁稚どんはいっつも気持ち良さそうに浸かってるけど、ただの水ではないのかなー」とでも思ってたのだろうか。夕方の風呂を満喫して、栓を抜いて出る。ドアを閉めてしばらくすると、また「こう」がやって来て、「開けてくれー」と鳴くので開けてやる。と、ここまではいつもの休日の平和な一コマであったのだが、着替えて居間でくつろいでいると、バシャッと大きな音がして、「こうちゃん!」とY子が大声で叫ぶ声がする。何ごとかと駆け寄ると、びしょぬれの「こう」が猛スピードで走って逃げていく。まだお湯のたまっていた湯船の中にジャンプし、驚いてまたジャンプして出てきたらしい。台所で料理をしながら気になって「こう」の様子を見ていたY子によると、「こう」が湯船に飛び込んで「溺れる!」と思って駆け寄ろうとした瞬間、まるでビデオを逆送りにしたかのように「こう」がポーンと湯船から飛び出してきたらしい。二人で「こう」を抱きかかえて、タオルでふいてドライヤーで乾かす。幸い、お湯はもうだいぶ減っていて、「こう」は両手と両足とお腹と尻尾(要は体の下半分)がずぶ濡れになっただけですんだ。本人も驚いたことは驚いたのだろうが、その後でもまたお風呂に行っていたりしたので、ショックはそれほど長引きはしなかったようだ。何にしても、大したことなくて良かった。これくらいのことはへっちゃらとばかりにいたずらを繰り返す「こう」がけっこう頼もしく思える。


先週は同業の大先輩氏と久々に飲みに行く。いろいろ実践的なアドバイスをいただき、とても有意義だったのであるが、調子に乗って飲みすぎてしまい、途中から文字通りつぶれてしまった。つぶれたのは久しぶりだし、この歳になってつぶれるというのはけっこうショックで落ち込む。すみませんでした、先輩。当然ながら次の日は、これはもう十年に一度くらいの大二日酔い。まあ自業自得ですな。


この土日は久しぶりにフルに休息。だいぶリフレッシュしました。