ごめんなさい

夜、うるは再び発熱しました。いくつかの新しい症状も確認されました。今後の治療のあり方について、先生方と難しい話をしました。日記そのものは、自分のためにも、今後もできる限り続けていきたいと思っていますが、僕もY子も、いまはそれを公開していく精神状況にありません。中途半端なことをしてしまって、ごめんなさい。いままで読んでくださった皆さま、ありがとうございました。たくさんの暖かいメッセージを、ほんとうにありがとうございました。僕もY子も、皆さまのコメントにほんとうに多くの力をもらい、いままで頑張ってこれたと思います。きっと、うる本人もそうだったでしょう。とりあえず、この形での日記は、これで終わりにさせていただきたいと思います。FIPの根本的な治療法が1日も早く確立されることを切に願います。それがちょっとした風邪か何かのように、笑って話せるような日が来ますように。皆さま、ほんとうにごめんなさい。ありがとうございました。



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昨夜は食欲がまったくなく、ローストチキンも食べない。

朝、平熱。ホッとする。とりあえず、これで乗り切れたのか。

病院へ電話したY子、夜、試しに腹水を抜いてみようかと先生が言ってたとメール。

夜、帰宅してすぐに病院へ。
待合室で耳をさわってみる。ちょっと熱いか?

熱を測る。上がっていく。また発熱。

男先生、厳しい顔つきになる。

とにかく、あまりにも熱が続きすぎる。
おそらく、腎臓や肝臓にも炎症が出ていると考えたほうがよい。
どこまで治療をするべきか、それを決断する時期に来ている。
たとえば、この段階で、解熱剤以外の治療をやめるという選択もある。
いままでは僕らがイニシアティブをとってやってきたが、
これからは飼い主さんがどこまで、どういう治療をするべきか、
決断してほしい。

末期の症状の話を聞いた。
脳や神経に炎症が出たときの症状も聞いた。
その過程で、安楽死の話も出た。

Y子、号泣する。
僕は全身の力が抜けていく。

とにかく、いまは熱を下げるしかない。
今日は、解熱剤のみを注射。

帰って、話し合う。
本人の意識がある限り、最大限できる限りの治療を続けるしかない。