ああやはり・・・

昨夜、夜8時過ぎに熱を測る。いちおう平熱。しかし食欲がなく、見た目にもかなりしんどそう。夜11時前、もういちど熱を測る。猫の熱の測り方は、肛門に体温計を突っ込んで測る。お医者の先生がやると、すごく自然に一瞬で終わるのだけど、僕がやるとどうしてもぎこちなく、うる、激しく嫌がり、泣き叫ぶ。39度5分近くまでぐんぐん上がったところで、あまりにもつらくて断念。解熱剤を飲ませる。こんなことで闘病できるのかと激しく反省。

>心を鬼にして

ありがとうございますです。きしどんさん。

食欲、まったくなし。血尿はますますひどく真っ赤に。

朝一番で、Y子が病院へ連れて行く。熱40度2分。解熱剤と抗生物質を注射、血尿対策として利尿をうながすための皮下点滴。

夜、自宅に電話すると、食欲がまったくなく、見た目も異常でかなりいらついているらしい。あわてて、タクシーで帰る。うるは、憔悴激しく、おびえきった目で僕を見る。よしよししても、いままで聞いたことのないような声で嫌がるように泣く。

クルマをぶっ飛ばして病院へ。とりあえず熱を測ろうと男先生。うる、いつもとちがい、はげしく嫌がる。そして測ってる途中に、けふけふけふけふと尋常じゃない発作。あの時と同じだ。先生はそれを見て測るのをやめる。レントゲン撮影。うるのわめき声が聞こえる。戻ってきたうるは小刻みに震えている。やがてレントゲン写真。先生はそれをホワイトボードに貼り付けて、奥へ引っ込む。うーん白いね、と女先生。やがて男先生が真っ赤な目をして出てきた。胸水、溜まりつつあり、腹水の可能性も高い。ただ今回は、呼吸の困難より、腹水や膀胱炎からくる、全身のしんどさだろう、水を抜くのは本人の負担も考えて一度にしたい、今夜それが劇的にすすむとは考えにくい、念のため気管を広げるクスリを注射して、今日は家にもどったらどうだろうか、と一息に言う。獣医学的にはクスリを注射したうえで入院して酸素室に入れるのがセオリーだろうが、ストレスなどを考えるとそれが本人のためにいいのか、ということ。今晩、あれが来ないのなら、本人のためにそれが一番良いなら、異論があるはずない、クスリを注射してもらうことにする。僕は嫌いなってもええけどお父さんお母さん一生懸命なんやから嫌いなったらあかんで、と少し涙声で男先生がいい、グッとくる。なぜか、クスリを注射すると、一瞬にゃーと泣き叫ぶが、その後は様子が落ち着いた。診察台の上で伸びをしたり、まるまったり。

帰宅後、少しは元気になったのか、お気に入りの半生キャットフードを完食。ミルクは飲まないが、キャットフードはおかわりもした。おかわりの準備をしてるとにゃーにゃー言って甘える。よしよしすると少しゴロゴロ。やがて、疲れたのだろう、キャットタワーに上り、眠る。顔つきはさっきまでよりも落ち着いている。問題は水が明日来るのか、あさってなのか。とりあえず、明日また朝いちばんでY子が病院に連れて行くことに。

Y子はついに塾の仕事を辞める決意をした。いろんな意味で複雑だが、僕もそのほうがいまは安心な気がする。